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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報16号

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)が増えています。(4月19日〜4月25日)

嘔吐下痢症の患者数は4週続けて増えています。延岡市、国富町、小林市、都城市、高鍋町周辺からの報告が多く、警報レベルを超えています。3歳以下のこども達が多く感染しています。

嘔吐下痢症の原因となるウイルスのひとつにノロウイルスがあります。感染力が非常に強く、ごく少量のウイルスでも口から体内に入ることで感染します。特に乳幼児や高齢者は、症状が重くなることがあります。

感染を予防するためには、石けんと流水による手洗いが最も重要です。おむつ交換や嘔吐物の処理をした後、トイレの後、調理や食事の前には石けんで手を洗いましょう。タオル等から感染が広がることもあるので、タオルの共有はやめましょう。

嘔吐物や便を処理するときには、使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、汚物はできるだけペーパータオル等を利用して拭き取りましょう。汚れた床や畳なども漂白剤を染み込ませたペーパータオル等で拭きましょう。

水ぼうそうは高鍋町、日南市周辺からの報告が多く、警報レベルを超えています。1歳から3歳のこどもたちが多く感染しています。


宮崎県衛生環境研究所
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