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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報21号

ヘルパンギーナと手足口病が増えています。(5月24日〜5月30日)

ヘルパンギーナと手足口病は一般に夏かぜといわれ、夏に流行する病気で、小さい子どもたちが多く感染します。手足口病は全国的にも例年の同じ時期と比べると報告数がかなり多くなっています。

ヘルパンギーナは突然38度以上の熱が出て、のどの奥が赤くなり、口の中に小さな水ぶくれができます。手足口病も口の中、手足を中心に2〜3mmのみずぶくれができます。口の中の水ぶくれは痛みがあり食欲がなくなることが多いので、のどにしみない食事や水分を少量ずつ与え脱水にならないように注意しましょう。

どちらの病気もウイルスが手を介して口の中に入ったり、患者さんのくしゃみや咳、唾液に含まれるウイルスによって感染します。また症状が治まっても、便の中にウイルスが3〜4週間は排泄されるので、予防は石けんでの手洗いとうがいを徹底することが大切です。原因に対する治療法はありません。発熱やのどの痛みなどの症状を和らげる対症療法が行われます。

また、おたふくかぜが日向市周辺で流行しており、警報レベルを超えています。3歳から6歳の子どもたちが多く感染しています。


宮崎県衛生環境研究所
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