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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報27号

手足口病に注意しましょう。(7月5日〜7月11日)

手足口病の報告は依然として多く、警報レベルを超えています。特に日南市、日向市、都城市周辺からの報告が多く、1歳から3歳のこども達が多く感染しています。全国的にも過去10年間の同時期と比べると2000年に次いで多い報告数となっています。

手足口病は手のひらや、足の裏、口の中、お尻などに白っぽい水ぶくれができます。水ぶくれは破れることはなく、しばらくすると乾燥し消えてしまいます。熱が出ることもありますが、ふつう1〜3日くらいで治まります。高熱が出たときは、まれに髄膜炎や脳炎などの重い合併症のおそれがありますのですぐに医療機関を受診しましょう。

症状は1週間ほどで回復しますが、ウイルスは主にお腹(腸管)の中で増え、1週間から1カ月ほど糞便中に出て、手を介して口からうつります。特に、小さなお子さんのいる家庭では、トイレの後や外出から帰った時は、石けんでの手洗いとうがいの習慣を付けることが大切です。

また、おむつを交換した後は、手にウイルスがたくさん付いていることが多いので、石けんでしっかり手洗いをするようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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