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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報31号

手足口病が増えています。(8月2日〜8月8日)

手足口病の報告数は4週続けて減少していましたが、今週再び増加し、警報レベルを超えています。過去5年間の同じ時期と比べると2番目に多い報告数となっており、年齢別では、1歳から3歳の子どもたちが多くかかっています。

手足口病は手のひらや、足の裏、口の中、お尻などに白っぽい水ぶくれができます。水ぶくれは破れることはなく、しばらくすると乾燥し消えてしまいます。口の中にできた水ぶくれは痛みがあり、食欲がなくなることもありますので、軟らかく薄味で刺激の少ない食事を与えましょう。熱が出ることもありますが、ふつう1〜3日くらいで治まります。高熱が出たときは、まれに髄膜炎や脳炎などの重い合併症のおそれがありますのですぐに医療機関を受診しましょう。

症状は1週間ほどで回復しますが、ウイルスは主にお腹(腸管)の中で増え、1週間から1カ月ほど糞便中に出て、手を介して口からうつります。トイレの後やおむつを交換した後、外出から帰った時は、石けんでの手洗いとうがいの習慣を付けましょう。

また、おたふくかぜが延岡市、日向市周辺で流行しているので注意しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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