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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報33号

腸管出血性大腸菌感染症(O157等)が増えています。(8月16日〜8月22日)

O157等の腸管出血性大腸菌感染症の報告が増えています。感染すると症状が出ない場合もありますが、激しい下痢や血便、腹痛、嘔吐、発熱などの症状をおこすことがあり、小さな子どもたちや高齢者では重症化する場合もあります。

この感染症は、O157等の菌に汚染された物を食べたり、患者の便に含まれる大腸菌が口にはいることで感染します。

この大腸菌は、感染力が強く少しの菌でも感染しますが、熱に弱いため、調理をするときに十分に加熱すれば殺菌することができます。調理の目安は、食材の中心部を75度で1分間以上加熱することです。

また、感染を予防する基本は手洗いです。患者本人は調理や食事の前、トイレの後に、家族は食事の前に必ず石けんと流水で手を洗いましょう。下痢をしている子どもや高齢者の排泄物を処理した後にも忘れず行いましょう。患者はできるだけ家族の最後に入浴するようにし、浴槽には浸からずシャワー又はかけ湯を使いましょう。特に、乳幼児は患者の後にならないよう気をつけましょう。バスタオルを一緒に使うことも避けた方がよいでしょう。


宮崎県衛生環境研究所
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