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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報39号

RSウイルス感染症が増えています。(9月27日〜10月3日)

気温が下がり乾燥する季節になりました。冬の感染症に注意しましょう。

インフルエンザの報告はまだ少ないですが、RSウイルス感染症の報告が増えています。

今年は例年より早く流行し始めており、過去5年間の同時期で一番多い報告数となっています。

ウイルスによる呼吸器の感染症で、かぜのような軽い症状も含めて多くの子どもがかかります。乳幼児では細気管支炎、肺炎など重症化しやすく、注意が必要です。痰が詰まったような咳やゼーゼーとのどが鳴るなどの症状がみられたら早めに医療機関を受診しましょう。感染力が強く、免疫ができにくいため繰り返し感染しますが、何度もかかるうちに徐々に免疫ができて症状は軽くなります。患者さんの咳の飛沫を吸い込んだり、ウイルスが付着した手指や物を介して感染します。

予防はかぜやインフルエンザと同様で、外出後の石けんによる手洗い、うがいを必ず行いましょう。また、バランスの取れた食事を摂り、十分な睡眠と規則正しい生活を心がけましょう。

感染性胃腸炎、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の報告も増えているので、注意しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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