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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報43号

レプトスピラ症に気をつけましょう。(10月25日〜10月31日)

レプトスピラ症の発生報告がありました。この病気は病原性レプトスピラという細菌によって引き起こされる感染症です。レプトスピラはネズミやイヌなどの体内(腎臓)に潜んでおり、尿と一緒に排出され、土や川を汚染します。そして、その土や水に接触することにより皮膚の傷や鼻、目及び口の粘膜を通過して感染します。ヒトも動物もかかる病気ですが、ヒトからヒトへ感染することはほとんどありません。

通常、感染から5〜14日間の潜伏期のあと突然の頭痛、発熱(38℃以上)、筋肉痛、眼の充血が現れます。重症になると黄疸、腎障害などの症状が出て、死亡することもあります。

皮膚に傷がある場合は、畑や汚れた川に入らないようにしましょう。手足に傷が無い場合でも長時間水に浸しておくと皮膚がふやけてきて、怪我をしやすくなってしまいます。作業を行うときには必ず厚めのゴム手袋や長靴を使用し、畑や川に入った後には手足に傷が出来ていないか確認しましょう。

ペットのイヌから感染することもありますので、ペットとの過剰な接触は避け適切な管理を行い、知らないイヌにはむやみに触らないようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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