RSウイルス感染症とおたふくかぜが増えています。(11月1日〜11月7日)
RSウイルス感染症とおたふくかぜの報告が増えてきました。
RSウイルス感染症は、ウイルスによっておこる急性呼吸器感染症で冬に流行し、4〜5日の潜伏期間後、鼻水、咳、38〜39度の発熱など風邪の症状が現れ、通常1〜2週間で治ります。1歳未満の乳児がかかりやすく、特に6ヵ月未満の小さなこどもは、急激に悪化し、重症化(気管支炎や肺炎)することもあります。痰が詰まったような咳やゼーゼーとのどが鳴るなどの症状がみられたら早めに医療機関を受診しましょう。
おたふくかぜは冬から春にかけて流行がみられ、幼児や小学生がかかりやすい病気です。潜伏期間は2〜3週間で、感染すると軽い熱がでて耳の下(耳下腺)やあごの下が腫れます。熱は、耳下腺が腫れる前からでて、腫れがピークになるころまで続きます。高熱や頭痛、嘔吐などの症状があるときは重い合併症も考えられますので、すぐに診察をしてもらいましょう。人にうつりやすい時期は、腫れが出る2〜3日前から発症後1週間ほどです。その間は、外出を控え、ほおを冷やすなどして家で静かに過ごしましょう。