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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報46号

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)に注意しましょう。(11月15日〜11月21日)

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)の報告が増えてきました。県内では例年同時期の約6割の報告数ですが、全国では過去10年で2番目に多い報告数となっています。

この病気はウイルスや細菌などに感染することによっておこりますが、この時期の主な原因はノロウイルスです。嘔吐と下痢が主な症状ですが発熱や腹痛などの症状が出ることもあります。

感染を予防するためには、石けんと流水による手洗いが最も重要です。おむつ交換や嘔吐物の処理をした後、トイレの後、調理や食事の前には石けんで手を洗いましょう。タオル等から感染が広がることもあるので、タオルの共有はやめましょう。嘔吐物や便を処理するときには、使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、汚物はできるだけペーパータオル等を利用して拭き取りましょう。汚れた床や畳なども漂白剤を染み込ませたペーパータオル等で拭きましょう。その汚物等はビニール袋に入れ密閉し、燃えるゴミとして処理しましょう。

流行は、例年12月から1月にかけてピークを迎えるので感染予防に努めましょう。

また、インフルエンザが日向市周辺、水痘が宮崎市と都城市周辺、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が延岡市、日南市周辺から多く報告されていますので注意しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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