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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報50号

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)が流行しています。(12月13日〜12月19日)

嘔吐下痢症の報告数は1週間で約1.5倍増加しました。県内全域で流行しており、集団発生も保育所(園)で3件、老人福祉関係施設で1件報告されています。

この時期の嘔吐下痢症の主な原因はノロウイルスです。感染力が非常に強く、ごく少量のウイルスでも口から体内に入ることで感染します。特に乳幼児や高齢者は、症状が重くなることがあるので注意しましょう。

感染を予防するためには、石けんと流水による手洗いが最も重要です。おむつ交換や嘔吐物の処理をした後、トイレの後、調理や食事の前には石けんで手を洗いましょう。タオル等から感染が広がることもあるので、タオルの共有はやめましょう。嘔吐物や便を処理するときには、使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用しましょう。汚れた床や畳などは薄めた市販の塩素系漂白剤を染み込ませたペーパータオル等で拭きましょう。その汚物等はビニール袋に入れて密閉し、燃えるゴミとして処理しましょう。処理時、処理後は窓を開ける等換気を十分にしましょう。また、ウイルスは熱を加えると死滅するので、カーペット等はスチームアイロン、衣類は熱湯で処理する方法もあります。


宮崎県衛生環境研究所
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