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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報8号

伝染性紅斑と溶レン菌感染症が増加しています。(2月21日〜2月27日)

伝染性紅斑(リンゴ病)の報告が増えています。昨年11月下旬より報告が増え始め、県全体で流行警報開始基準値を上回り、流行警報が発令されました。

この病気は小児に多い病気ですが、成人もかかることがあります。原因はウイルスの飛沫または接触感染で、10〜20日の潜伏期間の後、頬がリンゴのように赤くなり、手足がレース模様に赤くなります。発疹に先だって微熱、咳、鼻汁、のどの痛みがでることもあります。治療はとくに必要なく1週間ほどで治りますが、妊婦が感染すると流産することがあります。また血液の病気をもっている人が感染すると、貧血が強くなることがあるので注意しましょう。

発疹が出る頃には感染する時期を過ぎているので、学校を休む必要はありません。1度かかれば2度とかかりません。

溶レン菌感染症(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)は昨年12月頃から増加し、過去最高の報告数となっています。延岡市、日南市周辺からの報告が多く、警報レベルを超えています。4歳から7歳の子ども達が多く感染しています。

どちらも石けんでの手洗い、うがいで予防してください。


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