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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報19号

伝染性紅斑と溶レン菌感染症が増加しています。(5月9日〜5月15日)

伝染性紅斑(リンゴ病)の報告が増えています。県全体で流行警報開始基準値(2.0)を上回り、3月3日に流行警報が発令されました。今週は、小林保健所を除く全ての保健所で流行警報開始基準値を上回っています。

この病気は小児に多い病気ですが、成人もかかることがあります。原因はウイルスの飛沫または接触感染で、10〜20日の潜伏期間の後、頬がリンゴのように赤くなり、手足がレース模様に赤くなります。発疹に先だって微熱、咳、鼻汁、のどの痛みがでることもあります。治療はとくに必要なく1週間ほどで治りますが、妊婦が感染すると流産することがあります。また血液の病気をもっている人が感染すると、貧血が強くなることがあるので注意しましょう。

発疹が出る頃には感染する時期を過ぎているので、学校を休む必要はありません。また、一度かかれば二度とかかりません。

溶レン菌感染症(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)は高千穂町、延岡市周辺からの報告が多く、警報レベルを超えています。3歳から5歳の子ども達が多く感染しています。

どちらも石けんでの手洗い、うがいで予防してください。


宮崎県衛生環境研究所
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