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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報21号

夏かぜの報告が増えてきました。(5月23日〜5月29日)

一般的に夏かぜと言われるものに、プール熱(咽頭結膜熱)、手足口病、ヘルパンギーナなどがあり、これらはウイルスによって引き起こされ、夏を中心に流行します。

手足口病は手のひらや足の裏、口の中、おしりなどに白っぽい水ぶくれができます。水ぶくれはしばらくすると破れることなく乾燥し消えていきます。熱が出ることもありますが、それほど高くはなりません。まれに髄膜炎や脳炎などの重い合併症のおそれがありますので、高熱が出たときにはすぐに医療機関を受診しましょう。また、症状が治まっても便の中にウイルスが3〜4週間は排出されますので、せっけんでの手洗いを徹底しましょう。

プール熱(咽頭結膜熱)はプールでうつることが多いためこのような名前がついていますが、プールに入らなくても感染することがあります。39度前後の熱が出て、のどの痛み(咽頭炎)や目の炎症(結膜炎)が起こります。これからプールに入る機会が増えると流行するおそれがあります。プールの前後には十分に体を洗い、あがったら目を洗いうがいをしっかりしましょう。タオルの共有はやめましょう。


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