みずぼうそうに注意しましょう。(6月6日〜6月12日)
みずぼうそう(水痘)の報告が増えています。特に小林市、延岡市周辺で流行がみられ、警報レベルを超えています。3歳以下の子どもたちが多く感染しています。
みずぼうそうの潜伏期間は2週間程度で、感染すると37〜39度の熱が出て、それと同時に強いかゆみを伴った小さな水ぶくれが全身にできます。水ぶくれは3〜4日たつと破れて乾き、黒いかさぶたになりかゆみもおさまってきます。気道を介して飛まつ感染するか、水ぶくれや粘膜の排出物から接触感染することによりうつります。人にうつる力が強いので、水ぶくれが完全にかさぶたになるまで、外出は控えましょう。かゆみが強いので子供はひっかきやすく、そのため細菌による感染をおこしやすくなります。爪を短くし、手をきれいにして2次感染を起こさないように注意しましょう。水ぶくれに気づいたら早めにかかりつけの医療機関を受診しましょう。
予防にはワクチン接種が効果的です。1歳を過ぎれば任意で受けることができます。保育園や幼稚園でうつることが多いので、集団生活に入る前に受けておくとよいでしょう。
プール熱(咽頭結膜熱)、手足口病、ヘルパンギーナの報告も増えているので注意しましょう。