手足口病の流行警報が発令されました。(6月20日〜6月26日)
手足口病の報告が増えています。例年の同じ時期と比べると報告数が多くなっており、流行警報が発令されました。全国的にも報告数が多くなっています。
この病気はウイルスに感染しておこります。夏に流行し、主に2歳以下の子どもたちが多く感染します。手のひらや、足の裏、口の中、おしりなどに白っぽい水ぶくれができるのでこのような名前がついています。口の中の水ぶくれは痛みがあり食欲がなくなることが多いのですが、体にできた水ぶくれはかゆみや痛みがなく、しばらくすると破れることなく乾燥し消えていきます。熱が出ることもありますが、それほど高くはなりません。まれに髄膜炎や脳炎などの重い合併症のおそれがありますので、高熱が出たときにはすぐに医療機関を受診しましょう。
咳、くしゃみによる飛沫感染、水疱の内容物や便の中に含まれるウイルスに接触することで感染します。保育施設や家庭で集団発生することがあります。咳エチケットとともに、オムツ交換やトイレの後は石けんで手を洗い感染予防に努めましょう。
また、リンゴ病(伝染性紅斑)、ヘルパンギーナの報告数も増えています。予防は石けんでの手洗いとうがいです。