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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報26号

ヘルパンギーナの流行警報が発令されました。(6月27日〜7月3日)

ヘルパンギーナの報告が増えています。例年同時期と比べ報告数が多く、県全体で警報レベルを超えたため流行警報が発令されました。

この病気は一般に夏かぜといわれ、夏に流行する病気で、小さい子どもたちが多く感染します。ウイルスに感染し2〜4日の潜伏期間の後、突然38度以上の発熱、口の中に小さな水ぶくれができます。水ぶくれは上あごからのどの奥のほうにできます。熱は2〜4日でさがり、他の症状も一週間ほどでおさまりますが、口の中の水ぶくれが破れると痛みがでて食事や水分が十分にとれなくなることがあり、脱水症状を起こしやすくなります。

患者さんの咳やくしゃみ、唾液の飛沫によって感染したり(飛沫感染)、排出されたウイルスが手などを介して口の中に入り感染(経口・接触感染)します。このウイルスは主にお腹の中(腸管)で増えますが、治った後も3〜4週間は便の中に排出されるので、排便後、おむつ交換後には必ず手を洗いましょう。

また、県内では手足口病も流行しており、流行警報発令中です。1歳から3歳のこども達が多く感染しています。

どちらの病気も咳エチケットとともに、石けんでの手洗いとうがいで感染予防につとめましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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