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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報28号

手足口病とヘルパンギーナの報告が増えています。(7月11日〜7月17日)

今年は例年に比べヘルパンギーナと手足口病が大変流行しています。ヘルパンギーナは過去最高、手足口病は2番目の報告数となっています。

ヘルパンギーナは突然38度以上の熱が出て、口の中に小さな水ぶくれができます。水ぶくれは上あごからのどの奥のほうにできます。熱は2〜4日でさがり、他の症状も一週間ほどでおさまりますが、口の中の水ぶくれが破れると痛みがでて食事や水分が十分にとれなくなることがあり、脱水症状を起こしやすくなります。

手足口病は手のひらや足の裏、口の中、おしりなどに白っぽい水ぶくれができます。口の中の水ぶくれは痛みがあり食欲がなくなることが多いのですが、体にできた水ぶくれはかゆみや痛みがなく、しばらくすると破れることなく乾燥し消えていきます。熱が出ることもありますが、それほど高くはなりません。

これらのウイルスは主にお腹の中(腸管)で増えますが、治った後も1〜4週間はウイルスが便の中に排出されるので、排便後やおむつ交換後には手洗いを徹底しましょう。予防方法は石けんでの手洗いとうがいをしっかり行うことです。


宮崎県衛生環境研究所
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