手足口病に注意しましょう。(7月25日〜7月31日)
手足口病の報告は2週続けて減少していますが、例年の同じ時期と比べると報告数が多く、流行警報発令中です。全国的にも過去最多となっており、3歳以下のこども達が多く感染しています。
この病気はウイルスに感染しておこります。原因ウイルスには数種類あり、今年は例年と違うウイルスが流行しています。そのため一般的な手足口病の症状と異なり、38.0度〜40.0度の発熱のあと水ぶくれができることが多く、水ぶくれは今までのものよりも大きく扁平で、手のひらや足の裏よりもおしり、ふともも、腕に多くできます。また、口のまわりや首にできることもあります。口の中にできた水ぶくれの痛みは少ないようです。
感染経路は飛沫感染、接触感染、糞口感染です。これらのウイルスは主にお腹の中(腸管)で増えます。治った後も1〜4週間はウイルスが便の中に排出されるのでオムツ交換やトイレの後は石けんで手を洗い感染予防に努めましょう。
また、ヘルパンギーナ、リンゴ病(伝染性紅斑)も流行警報発令中です。予防は石けんでの手洗いとうがいです。