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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報31号

RSウイルス感染症に気をつけましょう。(8月1日〜8月7日)

RSウイルス感染症の報告が増えています。主に冬季に流行する急性呼吸器感染症ですが、今年は例年より早く流行し始めています。全国的にも同じ傾向が見られます。

4〜5日の潜伏期間後、鼻水、咳、38〜39度の発熱など風邪の症状が現れ、通常1〜2週間で治ります。1歳未満の乳児がかかりやすく、特に6ヵ月未満の小さなこどもは、急激に悪化し、重症化(気管支炎や肺炎)することもあります。痰が詰まったような咳やゼーゼーとのどが鳴るなどの症状がみられたら早めに医療機関を受診しましょう。

このウイルスは感染力が強く、免疫ができにくいため繰り返し感染しますが、何度もかかるうちに徐々に免疫ができて症状は軽くなります。2歳以上になると鼻カゼ程度ですむこともあります。

予防は外出後の石けんによる手洗いとうがいです。乳幼児の多い保育園では感染が急速に広がることがあるので、積極的に手洗いとうがいを行いましょう。

また手足口病、ヘルパンギーナ、伝染性紅斑も流行しており流行警報発令中です。予防はRSウイルス感染症と同じで、石けんでの手洗いとうがいです。


宮崎県衛生環境研究所
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