おたふくかぜに注意しましょう。(9月12日〜9月18日)
今週はおたふくかぜの患者さんが増えました。特に宮崎地区からの報告が多くなっています。
おたふくかぜは、その名のとおり耳の下(耳下腺)が腫れます。ウイルスが体に入ってから症状が出るまでの潜伏期間は約2〜3週間です。腫れは両側の場合と片側だけの場合があり、あごの下まで腫れることもあります。熱は耳下腺が腫れる前から出て、腫れがピークになる頃まで続きます。まれに髄膜炎などの合併症を起こすことがあるので、熱が下がらず、頭痛や吐き気があれば、すぐに受診しましょう。
治療はそれぞれの症状に対する治療(対症療法)が中心となります。かかってしまったら、口当たりのよい、食べやすいものを与え、ほおを冷やすなどしましょう。また、腫れが出る2〜3日前から発症後1週間程度はうつりやすいので、外出は控えましょう。
予防接種は1歳から受けることができますが、任意なので費用がかかります。症状が出る前から人にうつることもあるので、かかりつけの医療機関に相談しましょう。
今週のRSウイルス感染症の報告は先週と同程度の患者数で、引き続き例年よりも患者さんが多い状態です。日頃から帰宅後のうがい手洗いを心掛けましょう。また、朝晩の気温差が大きいので、体調管理に注意しましょう。