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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報7号

溶レン菌感染症に注意しましょう。(2月13日〜2月19日)

インフルエンザの患者さんは2週連続で減りましたが、まだ流行レベルにあります。宮崎市周辺、都城市周辺、高鍋町周辺で特に多く、10歳未満の子どもが全体の約7割を占めています。引き続き注意しましょう。

溶レン菌感染症(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)が前週より増加しました。延岡市周辺で報告が多くなっています。

この病気は4歳から7歳の患者さんが多く、年齢により症状が違います。感染してから症状が出るまでは2〜5日で、主な症状は、突然の発熱やのどの痛み、のどの奥のへんとうの腫れなどです。また舌がいちごのように赤くなる事もあります。小さい子ども(3歳以下)では、いわゆる風邪症状で風邪と区別するのが難しいのですが、お腹が痛くなったり、おう吐といった症状が出る場合もあります。悪化すると、中耳炎を起こしたり、腎臓の病気になったりすることもあります。治療には、体内の病原菌を減らすため、抗生物質を10日〜14日間服用します。数日で症状が改善しますが、完全に治すには症状が和らいだからといって、勝手に薬をやめず、主治医に指示された期間、服薬しましょう。手洗い、うがいで予防に努めましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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