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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報16号

感染性胃腸炎とインフルエンザに引き続き注意しましょう。(4月16日〜4月22日)

感染性胃腸炎の患者さんは3週連続で増加し、1歳から4歳で全体の約半数を占めています。

春に流行する感染性胃腸炎の主な原因はロタウイルスで、冬に流行するノロウイルスを原因とする胃腸炎よりも症状が長引くことが多く、便が白っぽくなるのが特徴です。激しい嘔吐や下痢により急激に水分を失うので、子どもは特に脱水症状に気をつける必要があります。

ロタウイルスやノロウイルスによる胃腸炎には効果的な治療薬がないため予防することが最も大切です。かかってしまったら脱水を防ぐため、500mLの水やお茶に対して減塩の梅干し1個の割合の塩分が含まれた水分を、少量ずつ補給しましょう。

一度にたくさん飲ませたり吐いた直後に飲ませると、嘔吐を誘うことがありますので、吐いてから30分ぐらい間をおいて、スプーン1杯分の量から始めて少しずつ量を増やしてこまめに与えます。

嘔吐が続いてうまく水分補給ができない時や、ひどい下痢が続く場合には医療機関を受診しましょう。

インフルエンザの患者さんも2週続けて増えています。一度かかっても型が違うとかかる可能性があるので、注意しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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