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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報21号

感染性胃腸炎が増えています。(5月21日〜5月27日)

前週に比べ感染性胃腸炎の患者さんが増えました。3週連続で増加しています。感染性胃腸炎は特に12月から1月の冬季に流行し、その後3月から4月にも小さい流行がみられますが、一年を通じて患者さんが発生します。

患者さんが発生したら周囲への感染を防ぐことが大切です。便や嘔吐物で汚染されたものの消毒には、塩素系消毒剤や加熱が有効です。処理する時や、その後しばらくは窓を開け換気を十分にすることが大切です。その吐物等の処理は、使い捨ての手袋やペーパータオル等を使用して行い、ビニールに入れて密閉し、燃えるゴミとして処分しましょう。汚れた箇所や清掃に使用したぞうきん等も、捨てるか、塩素系漂白剤や熱湯で消毒しましょう。ウイルスや細菌は熱(85度以上で1分間以上)を加えると死滅するので、カーペット等はスチームアイロン、衣類は熱湯で処理すると良いでしょう。

また、赤ちゃんが口にくわえるようなおもちゃも消毒や洗浄を行い、おむつ交換やトイレの後、調理前や食事の前には石けんで十分な手洗いを行うのが予防には効果的です。

体調が悪いときは無理をせず、ゆっくり体を休めるようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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