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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報28号

ヘルパンギーナの増加が続いています。(7月9日〜7月15日)

ヘルパンギーナの報告はさらに増加し、高鍋周辺・高千穂周辺を除いた地域で流行しています。1歳から3歳の子どもたちで約7割を占めています。

ヘルパンギーナは口の中の水ぶくれが破れると痛みにより食事や水分が十分にとれないことがあるため、脱水症状に注意が必要になります。また、この時期は汗をかくので、水分補給をこまめにしてあげましょう。

食事はお豆腐、ゼリーなどのやわらかく、のどごしのよいものを食べさせましょう。味は薄めで、ぬるめにします。冷たいもの、熱いもの、酸っぱいものはしみて痛むので避けたほうがよいでしょう。

元気が無く、ぐったりしているときには、すぐに医療機関を受診しましょう。

咳やくしゃみ、唾液の飛沫、便の中に含まれるウイルスに接触することで感染するため、保育施設や家庭では集団発生することもあります。ウイルスは主にお腹(腸)の中で増えますが、治った後も3〜4週間はウイルスが便の中に排出されます。トイレの後やおむつ交換後には手洗いを徹底しましょう。石けんでの手洗いとうがいをしっかり行い、予防しましょう。また、患者さんとの密接な接触もさけましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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