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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報36号

はしか(麻しん)に気をつけましょう。(9月3日〜9月9日)

今年のはしかの報告が3例になりました。はしかは感染力がとても強く、免疫がなければ感染すると90%以上の方に症状が現れます。潜伏期間は10〜14日で、症状の現れる1日前から発しん消失後4日くらい(もしくは解熱後3日)まで感染力があるため注意が必要です。空気感染により感染するので、マスクでの予防は難しく、効果的な予防は予防接種です。自分自身を守るため、さらに周囲に感染を広げないために、ワクチンを確実に接種しましょう。今年のはしかの報告はいずれも成人です。大人も注意が必要です。

RSウイルス感染症の患者さんが引き続き増えました。過去5年間で最も患者数が多く、9割が2歳以下の子ども達です。2歳までにほぼ100%の子どもがRSウイルスに感染しますが、免疫ができにくいため繰り返し感染します。何度もかかるうちに徐々に免疫ができて症状は軽くなり、2歳以上になると鼻カゼ程度ですむこともありますが、心肺に基礎疾患をもつ子どもさんは重症化するおそれがあるので注意しましょう。

インフルエンザの集団感染の報告もありました。外出後や食事の前の石けんによる手洗いうがいをしっかり行い、予防接種を受けるなどしてしっかりと予防しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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