RSウイルス感染症に気をつけましょう。(9月17日〜9月23日)
RSウイルス感染症の報告数は減りましたが、例年より非常に多い状態です。感染力が強いため、家庭などで患者さんが発生したら周囲に感染させないよう気をつけましょう。
何度も感染した子どもや成人は、感染しても鼻風邪の症状ですが、1歳くらいまでの子どもや心臓や肺に病気をもっている子どもは感染すると、細気管支炎や肺炎などをおこし重症化しやすいので、特に注意が必要になります。通常、鼻水、咳、38〜39度の発熱など風邪の症状が現れ、1〜2週間で治りますが、痰が詰まったような咳やゼーゼーとのどが鳴るなどの症状がみられたら早めに医療機関を受診しましょう。
予防のために風邪の症状のある方は咳エチケットに努めましょう。積極的な手洗いやうがい、アルコール製剤による手指の消毒も予防には有効です。
今週もはしかの報告がありました。有効な予防法は予防接種のみです。接種していない子どもさんは早めに接種し、医療従事者や学校・保育福祉関係者など、はしかに罹ることで周りへの影響が大きい方で、今までに予防接種を受けたことがない、はしかに罹ったことがない、もしくは不明な方は医療機関に相談し、接種を検討してください。