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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報41号

溶レン菌感染症(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)に注意しましょう。(10月8日〜10月14日)

前週に比べ、溶レン菌感染症の報告が増えました。この病気は夏季を除き1年を通して流行し大人も感染します。特に4歳から7歳の患者さんが多いのが特徴です。
突然の発熱、全身倦怠感、のどの痛みによって発症し、のどの奥のへんとうの腫れ、発しんなどの症状もでたり、舌がいちごのように赤くなることもあります。年齢により症状が違い、3歳以下の小さい子どもではいわゆる風邪症状がみられ、嘔吐やお腹が痛くなったりすることもあります。
治療は抗生物質を10〜14日間服用します。発熱やのどの痛み、発しんといった症状は数日で治まりますが、腎臓の病気や中耳炎といった合併症を防ぐために、症状が改善しても自己判断で薬を中断せず、主治医に指示された期間服薬しましょう。
患者さんの咳やくしゃみなどの飛沫を直接吸い込んだり、排出された細菌が手などを介して口に入ることによって感染します。手洗いとうがいで感染予防に努めましょう。

RSウイルス感染症、手足口病の患者さんは2週続けて減りましたが、例年と比較すると依然として多い状態です。咳エチケットを守り、積極的な手洗いうがいで予防しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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