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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2012年45号

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)が流行しています。(11月5日〜11月11日)

嘔吐下痢症の報告が前週の2倍に増え、流行警報レベル開始基準値を超えました。冬に発生する嘔吐下痢症の原因は主にノロウイルスで、県衛生管理課では食中毒注意報を発令し、注意を呼びかけています。

感染した人の便や吐物にはウイルスが含まれていますが、それに触れた手指を介してウイルスが口に入ることで感染したり、便や吐物が乾燥し、それと一緒に舞い上がったウイルスを体内に取り込むことで感染します。またウイルスに汚染された食品を介して感染する(食中毒)こともあります。

感染を予防するためには、石けんと流水による手洗いが最も重要です。石けんを十分泡立てて、手の汚れと一緒にウイルスを洗い流しましょう。トイレやおむつ交換の後、調理や食事の前には必ず手を洗いましょう。手ふき用のタオルから感染が広がることがあるため、手を拭くときにはタオルの共有を止めたり、ペーパータオルを利用するなどしましょう。また、水道の蛇口は洗う前の手で触れているので手と一緒に洗うかペーパータオルを利用して締めると、手の再汚染を防ぐことができます。


宮崎県衛生環境研究所
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