風しんを予防しましょう。(3月25日〜3月31日)
県内でも風しんの患者さんの報告が続いています。県内で昨年は風しんの報告はありませんでしたが、今年に入り3月までに6例の報告がありました。全国では特に関東地方で流行しており、近畿地方でも増えています。
風しんは風しんウイルスによる感染症で、感染した人の咳やくしゃみの飛沫に含まれるウイルスを吸い込むことによって感染します。
感染してから症状が出るまでの潜伏期間は2〜3週間です。発熱、発しん、リンパ節が腫れるといった症状が現れますが、ウイルスに感染しても明らかな症状がでることがない方も15〜30%いるといわれています。
また妊婦さんが風しんに感染するとおなかの赤ちゃんにも感染し、耳が聞こえにくい、目が見えにくい、生まれつき心臓に病気がある、体の発達がゆっくりしているなど「先天性風しん症候群」といった病気にかかってしまうことがあります。
風しんは予防接種で防ぐことができます。風しんに感染したことがない、予防接種を受けたことがない、もしくはどちらも不明な方、特に将来妊娠を予定されている方や、現在妊娠中の方の同居家族の方は、早めに予防接種を検討しましょう。