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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2013年22号

引き続き風しんに注意しましょう。(5月27日〜6月2日)

風しんの報告が続いています。県内でも全国でも患者さんの多くは成人男性です。風しんは子供の感染症ではなく、免疫がなければ大人もかかる感染症です。

感染した人の咳やくしゃみの飛沫に含まれる風しんウイルスを吸い込むことによって感染します。発熱、発疹、リンパ節が腫れるといった症状が現れますが、症状が出ない方も15〜30%いるといわれています。そのため知らないうちに周囲に感染させることもあります。周囲へ感染させる期間は、発疹の出る7日前から発疹が出た後5日くらいまでとされています。

風しんは予防接種で予防できるので、流行を抑えたり、生まれてくる赤ちゃんを先天性風しん症候群から守るためには、女性だけでなく男性も積極的に予防接種を受けましょう。特に将来妊娠を予定されている方や現在妊娠中の方の同居家族の方は、早めに予防接種を受けましょう。妊婦さんは予防接種を受けることができないので、周囲が予防接種を受け妊婦さんに風しんをうつさないようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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