手足口病とヘルパンギーナが増えています。(6月24日〜6月30日)
手足口病とヘルパンギーナの報告は例年の同じ時期より少ないですが、増加が続いています。
手足口病は手のひらや足の裏、口の中、おしりなどに白っぽい水ぶくれができ、熱が出ることもありますが、それほど高くはなりません。ヘルパンギーナは38度以上の熱が突然出て、口の中(上あごからのどの奥)に小さな水ぶくれができます。水ぶくれが破れると痛みにより食事や水分が十分にとれないことがあるため、脱水症状に注意が必要になります。この時期は汗をかくので、水分補給をこまめにしましょう。
これらの病気はウイルスが原因です。患者さんの咳やくしゃみなどの飛沫、便に含まれるウイルスが手などを介し、口や眼などの粘膜に入って感染します。ウイルスは主にお腹の中(腸管)で増えますが、治った後も1〜4週間はウイルスが便の中に排出されます。排便後、おむつ交換後には石けんと流水による手洗いを徹底し、また外出後、食事の前にもしっかり手を洗いましょう。