腸管出血性大腸菌感染症(O157、O26等)を予防しましょう。(7月22日〜7月28日)
腸管出血性大腸菌感染症による保育所での集団発生があったため報告が増えました。この菌は感染力が強く少量の菌でも感染するので、家庭や集団生活を送っている施設では、周囲への感染を防ぐことが大切です。
感染すると激しい下痢や血便、腹痛、嘔吐、発熱などの症状を引き起こします。症状が出ないこともありますが、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者では重症化しやすいといわれているので特に注意が必要です。
感染予防の基本は手洗いです。調理や食事の前、トイレやおむつ交換の後には必ず石けんと流水で手を洗い、清潔なタオルやペーパータオルで手を拭きましょう。また、水道の蛇口は洗う前の手で触れているので手と一緒に洗うかペーパータオルを利用して締めると、手の再汚染を防ぐことができます。
※ 下痢症状があるときには入浴の順番を最後にまわしたり、シャワー浴にしましょう。バスタオルを共用で使うことも避けましょう。また、プールの利用は控えましょう。