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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2013年32号

手足口病の流行が続いています。(8月5日〜8月11日)

手足口病の流行が続いています。2年前に県内と全国で大きな流行がありましたが、今年も全国各地で流行しています。県内でも患者さんが多い状態が続いており、2歳以下の子どもたちが8割を占めています。

手足口病は夏季に小さい子どもを中心に流行するウイルス性の感染症です。口の中・手・足を中心に水ぶくれのような発しんが出ます。体にできた発しんはかゆみや痛みがなく、しばらくすると破れることなく乾燥し消えていきます。熱が出ることもありますが、それほど高くはなりません。口の中の水ぶくれの痛みで食事や水分が十分にとれなくなることがあるので、脱水症状に注意しましょう。

手足口病に対する特別な治療方法はなく、対症療法が中心となります。患者さんの咳、くしゃみ、唾液の飛沫、便の中に含まれるウイルスに接触することで感染します。咳エチケットに努めるとともに、おむつ交換やトイレの後、外出後や食事の前など石けんと流水によるこまめな手洗いで予防しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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