RSウイルス感染症が増えています。(8月12日〜8月18日)
RSウイルス感染症が増えています。乳幼児を中心に流行し、2歳までにはほとんどの乳幼児が感染します。鼻水、咳、38〜39度の発熱といった風邪のような症状が出ますが、6か月未満の小さなこどもは、急激に悪化し、気管支炎や肺炎を引き起こすこともあるので注意が必要です。重症化させないために、痰が詰まったような咳やゼーゼーとのどが鳴るなどの症状がみられたら早めに医療機関を受診しましょう。ウイルスに効く薬はないため、それぞれの症状に対する治療が中心となります。
主に冬季に流行がみられていましたが、昨年、一昨年はこの時期から患者さんが増えました。暑い時期でも患者さんが増えることがあり、全国的にも増加傾向ですので注意しましょう。
RSウイルスは感染力が強いため、家庭や集団で生活する施設で患者さんが発生したら周囲に感染させないように気をつけましょう。また、流行している時期は人混みを避けましょう。予防は積極的な手洗いとうがいです。