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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2013年35号

腸管出血性大腸菌感染症(O157、O26等)が増えています。(8月26日〜9月1日)

保育所での集団感染が発生したため、腸管出血性大腸菌感染症の報告が増えました。この感染症を引き起こす大腸菌は少しの菌でも感染し、小さい子どもや高齢者では重症となる場合があります。集団で生活する施設や家庭で患者さんが発生した場合は、周囲への感染を防ぐことが特に重要です。

周囲への感染予防の基本は手洗いです。調理や配膳の前、食事の前、おむつ交換後、トイレの後には、そのつど丁寧に石けんと流水で手を洗いましょう。また、指の間や爪の中にも菌はひそんでいるので、この部分も意識して洗うようにしましょう。水道の蛇口は洗う前の手で触れているので、手と一緒に洗うか、ペーパータオルを利用して締めると、手の再汚染を防ぐことができます。手をふくときには他の人とタオルを一緒に使うのをやめたり、ペーパータオルを利用するなどしましょう。

原因菌が付着した物を介しても感染することがあります。たとえば、おもちゃやドアノブ等は必要に応じて消毒するようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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