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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年10号

インフルエンザと感染性胃腸炎に注意しましょう。(3月3日〜3月9日)

前週に比べインフルエンザの報告は減少しました。県内ほとんどの地域で患者数が減少していますが、小林市・えびの市周辺では増えています。患者数は減少していますが、感染する機会は引き続きあるので、予防に努めましょう。

嘔吐下痢症は主に12月から1月の冬季に流行しますが、3月から4月にも小さい流行がみられます。冬季の嘔吐下痢症の主な原因はノロウイルスですが、春先の嘔吐下痢症はロタウイルスによるものが多くなります。ロタウイルスによる嘔吐下痢症は、2歳前後までの小さい子どもたちに患者さんが多く、便が白っぽくなるのが特徴です。症状が続く期間は5〜6日とノロウイルスが原因の場合に比べ長引くことが多く、脱水症状を起こしやすいので注意が必要です。かかってしまったら、早めに医療機関を受診しましょう。嘔吐と下痢が続くと水分や電解質が失われるので水分と塩分を補給することが大切です。経口補水液や野菜スープ等でこまめに少しずつ補給するとよいでしょう。


宮崎県衛生環境研究所
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