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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年22号

プール熱(咽頭結膜熱)と手足口病に気をつけましょう。(5月26日〜6月1日)

6月に入り日中の気温が高くなってきました。例年夏に流行する咽頭結膜熱や手足口病の報告数が増えてきています。特に咽頭結膜熱は日南市や綾町周辺、手足口病は高千穂町や綾町、高鍋町周辺からの報告が多くなっています。

咽頭結膜熱の原因となるアデノウイルスや、手足口病・ヘルパンギーナの原因となるエンテロウイルスなどは、高温多湿の環境を好み夏に猛威をふるいます。感染すると、発熱やのどの痛み、腹痛や下痢などの症状をひきおこします。これらのウイルスに対する治療薬はないため予防が大切です。

夏は暑さで食欲が落ちたり、エアコンや冷たい飲み物で体が冷えたりすることにより免疫力が低下しやすくなります。睡眠や食事をしっかりとるよう心がけ、外から帰ってきたときには手洗いうがいをしっかり行いましょう。咽頭結膜熱は眼の粘膜から感染することもあるので目薬も有効です。プールの後などは目薬をさして眼を清潔に保ちましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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