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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年28号

腸管出血性大腸菌感染症(O157等)に注意しましょう。(7月7日〜7月13日)

県内で腸管出血性大腸菌感染症の報告がありました。年間を通して報告されますが、夏に増加する傾向がありますので注意しましょう。

この感染症は、感染しても症状が出ない場合(不顕性感染)もありますが、激しい下痢や嘔吐、血便、腹痛、発熱などの症状を引き起こします。また、免疫が弱い乳幼児や高齢者では重症化し、溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こすこともあります。

感染を予防するには、食中毒予防の基本である菌をつけない、増やさない、殺菌するの3つが大切です。

菌をつけないためには、肉と野菜のまな板をかえる、野菜から調理を行うなど、菌が目には見えないことを意識しながら料理を行いましょう。菌を増やさないために、お肉は購入後なるべくすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れるよう心がけましょう。なお、冷蔵庫の中でも菌はゆっくり増えますので、なるべく早く使い切ることも大切です。また、熱により殺菌できますので、中心部まで十分に熱を通すようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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