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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年35号

腸管出血性大腸菌感染症(O157,O121等)に注意しましょう。(8月25日〜8月31日)

県内で腸管出血性大腸菌感染症の報告が2例ありました。この感染症は通年みられますが、夏に増加する傾向があります。まだまだ暑い日が続きますので引き続き注意しましょう。

感染しても症状が出ないこともありますが、一般的に激しい下痢、腹痛、血便、嘔吐などの症状がみられます。免疫力の低い乳幼児や高齢者では重症化し、溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こすことがあります。

この感染症は少ない菌量でも感染してしまうため、濃厚な接触のある家族内や保育施設で集団感染が起きやすく、予防が大切です。トイレの後やおむつの処理をした後、食事の前には流水と石けんでしっかり手を洗いましょう。こどもに下痢や腹痛などの症状がみられる場合は、お風呂は最後に入れるようにしましょう。また、近年加熱せずに食べる野菜などの食材での感染事例の報告もあります。調理時は肉と野菜のまな板をわけたり、野菜を先に処理したりするようこころがけましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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