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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年37号

手足口病の報告数が再び増加しています。(9月8日〜9月14日)

手足口病の報告数が4週連続で増加しています。この感染症は例年夏に流行のピークを迎えますが、県内では報告数の多い状態が冬まで続く傾向にあります。特に、小林市周辺や日南市周辺では流行警報レベルを超えています。引き続き感染予防に努めましょう。

手足口病は感染すると、熱は高くならないことが多く、口の中や舌、手や足に水ぶくれができます。ほとんどの場合予後良好ですが、まれに髄膜炎や心筋炎などの合併症を起こし重症化することがあり、注意が必要です。高熱が続く、水分がとれない、ぐったりする、受け答えができないなどの症状が出たときにはすぐに医療機関を受診しましょう。また、症状が治まった後でも、2〜3週間ほど便にはウイルスが排泄され続けるといわれています。おむつの処理やトイレの後には石けんと流水による手洗いを徹底し、タオルの共有を避けるようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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