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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年38号

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)に注意しましょう。(9月15日〜9月21日)

先週と比較してA群溶血性レンサ球菌感染症の報告数が約1.5倍に増えています。この感染症は、例年冬及び春から初夏にかけての2回流行がみられます。これからの時期増加することが予想されますので注意しましょう。

感染すると高熱やのどの痛み、嘔吐などの症状がみられます。また、手足に小さな発疹がでたり、舌にぶつぶつ(イチゴ舌)ができたりすることもあります。治療は年齢や症状に応じて、熱やのどの痛みなどの症状をやわらげる薬や、原因菌を取り除くための抗生物質などが用いられます。抗生物質は中耳炎や腎臓の病気などの合併症予防のためにも、症状が治まった後でも処方された期間しっかり飲み続けるようにしましょう。
この感染症は、患者さんのくしゃみや咳のしぶきをそばにいる人が吸い込んだり、細菌が手などを介して口に入ることにより感染します。予防には、流行期に人混みに近づかない、うがいと手洗いの徹底を心がけましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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