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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年41号

腸管出血性大腸菌感染症(O157等)に注意しましょう。(10月6日〜10月12日)

県内で腸管出血性大腸菌感染症(O157等)の報告が2例ありました。この感染症は通年発生がみられますが、特に夏期に流行し9月に流行のピークを迎えます。10月も引き続き注意しましょう。

感染すると症状が出ない場合もありますが、一般的に激しい下痢や腹痛、嘔吐、発熱、血便などの症状がみられます。特に、免疫力の弱い小さなこどもや高齢者では溶血性尿毒症症候群(HUS)などの重い合併症を引き起こすことがあります。

この感染症は、肉に付着している菌を加熱不十分で摂取したり、患者さんの保有している菌が手やドアノブを介して口に入ったりすることにより感染します。少ない菌でも感染すると言われていますので、しっかり予防に努めましょう。トイレの後、食事や料理の前にはしっかり石けんと流水で手を洗いましょう。また、肉は内部まで火を通すようにしましょう。加熱の目安は中心部温度75度1分です。肉と野菜のまな板をわけ、野菜に菌をつけないように気をつけましょう。


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