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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年42号

水痘(水ぼうそう)の予防接種を受けましょう。(10月13日〜10月19日)

県内の水痘(水ぼうそう)の報告数が先週の約1.7倍と増加しています。特に延岡市周辺からの報告が多いので注意しましょう。

水ぼうそうを引き起こすウイルスは、風しんやおたふくかぜより感染力が強いと言われています。患者さんの咳やくしゃみの飛沫を吸い込んだり、水ぶくれの中の液体を触ったりすることにより感染します。感染すると、2週間程度の潜伏期間を経て、38度前後の発熱、強いかゆみを伴った水ぶくれが全身にできます。一般的にこどもの予後は良好ですが、大人は症状が重くなる傾向があります。特に免疫力が低下しているときには、脳炎などの合併症により重症化する場合もあります。

予防にはワクチン接種が効果的です。水痘のワクチンは今月から定期予防接種に加わり、1歳から受けることができます。また、現在経過措置としてワクチンを受けたことがない3歳から5歳未満のこどもも対象となります。冬を迎え、本格的に流行期に入る前に受けておきましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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