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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年45号

水痘(水ぼうそう)に注意しましょう。(11月3日〜11月9日)

水痘(水ぼうそう)の報告数が、日向市や綾町周辺で増加しています。この感染症は例年11月末から5月にかけて流行するため、これからの時期注意が必要です。

感染すると2週間程度の潜伏期間を経て、38度前後の発熱がみられ、強いかゆみを伴った水ぶくれが全身にできます。原因となるウイルスは感染力が強く、患者さんの水ぶくれの液を触ったり、咳やくしゃみのしぶきなどを吸い込んだりすることにより感染します。一般的にこどもの予後は良好ですが、1歳未満の乳幼児や成人が初めて感染すると重症化しやすいと言われています。

感染を予防するにはワクチンが効果的で、重症化をほぼ100%防げると言われています。ワクチンは1歳から受けることができ、3歳の誕生日までに2回接種します。また、インフルエンザや感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)なども、今後流行の時期に入ります。手洗いの徹底や人混みを避けるなど、基本的な感染症予防にも努めましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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