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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2014年49号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に注意しましょう。(12月1日〜12月7日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が、4週連続で増加しています。特に小林市や日南市及び綾町周辺は、流行警報レベル(定点あたりの報告数20.0)を超えました。1〜2歳のこどもからの報告が多いので注意しましょう。

冬の感染性胃腸炎の原因はノロウイルスが中心といわれており、感染すると嘔吐、激しい下痢、腹痛等の症状が出ます。免疫力の弱い乳幼児や高齢者では、重症化する場合があります。脱水を防ぐため、電解質の含まれる水を摂取しましょう。

ノロウイルスは二枚貝などの食物を加熱不十分で摂取したり、患者さんの便や吐物などに含まれているウイルスが手やタオルを介して口に入ったりすることにより感染します。食物からの感染予防には、中心部温度85〜90度90秒以上の加熱が効果的です。中までしっかり火を通しましょう。また、こまめな手洗いを心がけましょう。おむつ処理やトイレの後、帰宅時、調理前はかならず流水と石けんで手洗いを行いましょう。


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