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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年11号

引きつづきインフルエンザと感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に注意しましょう。(3月9日〜3月15日)

インフルエンザの報告数は前週より減少していますが、日南市や小林市周辺では依然流行注意報レベルを超えています。バランスの良い食事と十分な睡眠をとり、感染症に抵抗力のある体作りを心がけましょう。また、咳やくしゃみなどの症状があるときには、引きつづき咳エチケットに努めましょう。

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は小林市や綾町周辺で流行しています。特に春を迎える今の時期は、ロタウイルスを原因とする感染性胃腸炎の流行が予想されます。ロタウイルスは0〜6歳の乳幼児期に感染しやすく、嘔吐や激しい下痢、腹痛、発熱などの症状がみられます。脱水症状を引き起こしやすいため、水分をこまめにとるようにしましょう。感染予防にはおむつの処理を適切に行うこととこまめな手洗いが重要です。また、ロタウイルスはアルコール消毒薬ではあまり効果がないといわれていますので、吐物や便が床や衣類についた場合は塩素系消毒薬を使用しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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