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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年12号

インフルエンザが再び増加しています。(3月16日〜3月22日)

県内のインフルエンザの報告数が前週の約1.1倍と再び増加しています。日南市周辺からの報告が多く、流行注意報レベルを超えています。年齢別では10歳未満のこどもが全体の約半数を占めています。季節の変わり目で体調をくずしやすいので、できるだけ人混みをさけ、帰宅後は必ず流水と石けんを用いて手を洗いましょう。

また、小児科定点医療機関から百日咳の報告がありました。感染すると発熱はみられないか出ても微熱が多く、特徴的な痙攣性の咳発作などの症状が出ます。大人では症状が軽い場合も多いですが、6ヵ月未満の乳幼児が感染すると特徴的な咳症状が出ずに無呼吸発作やチアノーゼを引き起こし、呼吸停止に至る場合があります。成人は子どもの頃接種したワクチンの効果が弱くなり、乳幼児への感染源として懸念されています。2週間以上咳が続く場合は百日咳や結核等の呼吸器感染症の可能性もありますので、医療機関に相談しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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