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ブランド総合研究所が実施した「都道府県版SDGs調査2020」で本県が2年連続”幸福度ランキング1位”となりました。
幸せに感じる基準は人それぞれですが、日常生活が「ゆたかである」ことが大事だと感じている人は多いのではないでしょうか。
今回は、宮崎がさまざまな面でのゆたかさを実現するために本県が取り組む「新しいゆたかさ」への挑戦についてご紹介します。
みやざき犬が「ゆたかさ」について話し合っています。
「ゆたかさ」は人によって感じ方が異なり、また、数字で測ることが難しいものです。このため、県では「ゆたかさ」を見える化した2種類の「ゆたかさ指標」を作成しました。
指標には2つの目的があります。
2つの「ゆたかさ指標」 |
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①県民の「目に見えるゆたかさ」指標公的な統計データと県民意識を反映し、宮崎の姿や全国的な位置づけを客観的に捉える指標。 |
②県民が伝えたい「心で感じるゆたかさ」指標公的な統計データでは表しきれない、くらしの中で、実感している宮崎らしい「ゆたかさ」を集めた指標。 |
●本県の位置づけを明らかにするために本県の全国順位を示していますが、都道府県間の比較を行うことを目的としていませんので、本県以外の都道府県の順位は公表していません。
●概ね50ポイントが全国の平均値となります。
●オレンジ字は、各分野の統計データとなります。
ゆたかさ指数(2019) |
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51.0 (全国15位) |
「人を育む力」、「自然」は全国1位。
一方、「経済」は42位で、総合的な宮崎の「ゆたかさ」は全国15位。
●「ゆたかさ指標(2020年版)」は現在作成中です。
教育現場では、生徒・保護者・地域の方々などのさまざまな年代の人と関わる機会が多いことから、県では、教育現場での「ゆたかさ指標」の啓発活動に取り組んできました。
今年度取り組んできたのは、次のとおりです。
❶飯野高等学校での公開授業(9月16日実施) ❷五ケ瀬中等教育学校でのシンポジウム(11月13日実施) ❸高千穂町立上野小学校での公開授業(11月20日・12月15日実施) ❹宮崎南高等学校での「イングリッシュデイ」におけるディスカッションおよび発表(12月4日実施) |
↑各学校での公開授業の様子
各地域のゆたかさ、そして、本県のゆたかさについて、小中高生合同、地元の方や外国の方を交えての協議など、各校で活発な話し合いが行われました。
今後は、本県の将来について、研究や発信を行なっていきます。
宮崎の良さを再確認することができたので、今後はあらゆる視点から宮崎を見つめなおし、グローカルな視点で探究を続けていきたいです。
普段の何気ない学校生活や寮生活の中に、自分を支えてくれる人がいるという「ゆたかさ」が潜んでいることに気付きました。これからも、この「ゆたかさ」があることに感謝しながら生活していきたいです。
県の「ゆたかさ指標」と、アンケートで作成した「上野のゆたかさ」を比べる事で、上野のすごさを改めて実感しています。上野は、自然はもちろん、人と人とのつながりの強い、ゆたかさにあふれたぼくの自慢のふるさとです。
当日は、宮崎県の「新しいゆたかさ」についてオールイングリッシュで討論し、物事をさまざまな角度から考えることができました。今回学んだことを起点に、宮崎県の未来についてできることを探究していきたいです。
「新しいゆたかさ」に関するワークショップは、生徒たちが英語で「ゆたかさ」を検討する貴重な機会でした。個人的には、さまざまな子育て支援などを受けることで、宮崎で健康で幸せな子育てができることに感謝しています。
「ゆたかさ」は年代や性別などで感じ方は異なります。特に新型コロナウイルス感染症により、以前と考えが変わった方もいらっしゃるかもしれません。
この指標を活用し、自分なりの「ゆたかさ」を見つめ直し、お互いに意見を交わすことで、宮崎の良さや価値、自分の生活を見つめ直し、地域への愛着と誇りを持つ機会が少しでも増えてほしいと思います。
そして、私たちの「新しいゆたかさ」を全国へ発信していきましょう!
県ホームページから「ゆたかさ指数」を計算することができますので、ぜひご活用ください。
こちらを読み取ってアクセスすることもできます。