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報道発表日:2023年8月10日更新日:2023年8月10日

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Press release

「宮崎の土呂久に学ぶ」講演会の開催について

県では、高千穂町内の旧土呂久鉱山による健康被害について、歴史の風化を防ぎ、その教訓を次世代に引き継ぐため、土呂久公害をテーマにした環境教育事業を実施しています。
「宮崎の土呂久に学ぶ」講演会は、この事業の一環として例年開催しており、今回は、宮崎大学工学教育研究部准教授の大榮薫氏と、アジア砒素ネットワーク理事の石山民子氏を講師に迎え、土呂久から広がる環境教育や国際協力等についてご講演いただきます。
ぜひ、ご来場ください。

1.講師、演題

  • 大榮(宮崎大学工学教育研究部准教授

演題土呂久とバングラデシュがつないでくれた私のライフワーク

宮崎大学農学部卒業後、同大学工学部文部技官、助教を経て、同大学大学院農学工学総合研究科でヒ素除去を目的とした磁性吸着材の開発に関する研究で博士号を取得した後、同大学工学教育研究部の准教授に昇進。現在もヒ素など環境汚染金属の吸着材開発の研究をしている。

宮崎大学附属図書館の「よみがえる土呂久」常設展示に協力。また、宮崎大学公開講座「土呂久に学ぶ環境学」(川原一之氏講師)を開催。これまでに講義をとおして約300人の大学生・大学院生に資源・環境保全の題材として土呂久の歴史を伝えている。

 

  • 石山民子(特定非営利活動法人アジア砒素ネットワーク理事、大学非常勤講師(国際NGO論、国際ボランティア論))

演題バングラデシュのヒ素汚染地でのアジア砒素ネットワークの20年の活動~発展の影から光を見つける当事者とNGOの歩み~

社会福祉を学んでいた学生時代にバングラデシュの農村部を訪れたのがきっかけでバングラデシュの文化と暮らしに関心を持つようになり、ベンガル語を学び始める。

2001年から宮崎市に本部を置く国際協力NGOのアジア砒素ネットワークの職員として、バングラデシュの水供給、保健(慢性疾患対策)、栄養、持続可能な食料生産などに関するプロジェクトに参加。ライフワークとして日本でバングラデシュ食文化の紹介と雨水利用を楽しんでいる。

特定非営利活動法人アジア砒素ネットワーク(AAN)…土呂久での支援をきっかけに、1996年より活動を行う。現在はバングラデシュを中心に「住民とともに歩む」理念のもと、安全な飲料水の確保、健康を支える地域づくり、栄養改善と持続可能な農業の実践について活動を展開している。

2.開催日時、会場

  • 日時:令和5年9月2日(土曜日)午後1時30分から午後3時45分まで(開場:午後1時)
  • 会場:宮崎県立図書館2階視聴覚室同時にオンライン開催を予定しております。

(宮崎市船塚3-210-1)(外部サイトへリンク)

3.費用、定員

  • 参加費:無料
  • 会場定員:50名(申込順)

4.申込み

下記問合せ先に、電話、ファクス、メール等でお申し込みください。

ファクスにてお申込みの方は、関連資料の欄にありますチラシ兼参加申込書をご利用ください。

オンライン参加をご希望の方は、電子メールにてお申し込みください。講演会前日までにオンライン参加のURLを送付いたします。

  • 申込期限:令和5年9月1日(金曜日)午後5時

5.主催

宮崎県

6.その他

あらかじめ参加者の氏名と連絡先を把握し、台風等による中止の際にご連絡させていただきます。

なお、個人情報保護の観点から、上記連絡先等の個人情報を他で使用することはありません。

お問い合わせ

所属:環境森林部環境管理課環境審査担当  担当者名:横川、鈴木

ファクス:0985-38-6210

メールアドレス:kankyokanri@pref.miyazaki.lg.jp