報道発表日:2023年11月28日更新日:2023年11月28日
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高千穂町の旧土呂久鉱山周辺で発生した砒素公害(「土呂久公害」)について、大学生を対象とした環境教育「土呂久を学ぶフィールドワーク」を実施します。
このフィールドワークは、土呂久公害の問題提起から半世紀が経過し、被害者など関係者の高齢化も進み、歴史の風化が懸念されることから、県が平成29年度以降、毎年実施しているものです。
(1)日程:令和5年12月2日(土曜日)から12月3日(日曜日)まで
(2)場所:高千穂町土呂久地区…土呂久公民館(高千穂町大字岩戸3425)に、12月2日(土曜日)13時集合
(3)参加者:宮崎公立大学学生11名、教員2名
2日間の日程について記載します。(一部変更となる場合があります。)
日程 | 内容 | 場所 |
---|---|---|
12月2日(土曜日)【1日目】 | ||
13時00分~13時25分 | 挨拶 | 土呂久公民館 |
13時25分~13時55分 | 講話:川原一之氏(土呂久の記録者) | 土呂久公民館 |
14時00分~17時00分 |
紙芝居「十連寺柿」:語り部 フィールドワーク開始、地区内でのWebマップ作成活動 こんにゃく作り、鉱山跡地の散策 |
土呂久山荘 |
17時10分~18時10分 | 講話:藤木哲朗氏(高千穂記録文芸誌(かなたのひと)編集部) | 土呂久公民館 |
18時10分~ | まとめ | |
12月3日(日曜日)【2日目】 | ||
9時00分~ | 大切坑坑道見学:高千穂町建設課 | 大切坑 |
10時30分~14時30分 | 2班に分かれてフィールドワーク | 土呂久地区内 |
14時40分~ | 2日間のまとめ・写真撮影等 | 土呂久公民館 |
15時30分 | 2日目終了予定 |
参加する大学生が、講話の受講や鉱山跡地等の見学、地元住民との交流などを通して、土呂久公害の経緯や地区の歴史、自然、文化などを幅広く学習します。
今年度は、宮崎公立大学の強みであるマップ作成のノウハウを活用し、土呂久地区内に点在する歴史的な建物等の写真を撮影し、説明文を加えるなど、WEBマップ作成に向けた活動を行います。
一部行程については、2班に分かれて活動を行います。
また、地元の方の御自宅訪問もありますので、取材の際は住民の方への御配慮をお願いいたします。